2017年01月22日

アートについて考えた日

写真 1-1.JPG

国立新美術館が10周年アニバーサリー🌟
ということで

この間から美術展づいていたBFとわたしは
一仕事終えて夕方から見に行くことにした。

しかし、もう夜も遅かったため、見ることができる展示は、
メインのDOMANI展(海外研修にいっていた若手作家のお披露目)と、
アール・ブリュット展(障害を持つアーティストの作品展)のみ。

でも私が一番見たかったのはアール・ブリュット展だったので、
それが見ることができて嬉しかった。

札幌でも、アール・ブリュットの大きな展覧会を見に行ったことがある。
BFが、あるNPO法人のビルの中で
小さなお店を出させてもらっていたのだが、
そこによく来ていた男の子が出品したというので見に行ったのだ。

その展覧会は、インスピレーションに満ち溢れた作品ばかりでおもしろかった。

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しかし、今回のアール・ブリュット展の会場に入ってすぐ感じたのは、
おとなしくまとまっている作品が多いということ。

札幌の展覧会の時も、よくよく注意して見ると、
〇〇作業所から出品しているアーティストの作品は、
勢いがよくて溢れ出すほどのパッションを感じるが、

△△作業所から出品しているアーティストの作品は、
なにかちんまりとまとまっている、という感じがあった。
それは、指導する先生の問題ではないかと思った。


芸術的資質を全く持たない(本人は持っているつもりだとしても)先生が
変に介入してしまうと、
作品のパワーが失われてしまい死んでしまうのではないかと思う。
障害を持つ人々に絵を指導している先生は、
このことをすごく意識してほしいと願う。
彼らのすばらしい才能をのびのび生かして見せてほしい。



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とはいえ、今回も気になる作品はいっぱいあった!



ボールペンで線がたくさん描かれている絵は、
よくよく見ていると、
こんなふうに何本も線を書いて、
このように美しく宇宙のように調和させることは、
この人以外、絶対できない!と感じた。

コンピューターなどで計算してやらない限り、
線が重なるごとに、汚くなっていくはず。
でもこれは最初から完成形が見えていて、
それをなぞっているかのような完璧さ。

こんなに何千本も線が引かれているのに!

宇宙からレーザービームが降りて来て
勝手に線が描かれたとしか思えないような…。
自然の花の摩訶不思議な形状の美しさと近いものを感じた。



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それから、首が長い人をたくさん描いている
タイのアーティストの作品群も気になった。

カラフルで、原宿っぽくて、一見とてもポップな作品に見えるのだけど、
首を吊っているくまさんのぬぐるみがいろんなところに描かれているし、
ギャルみたいな看護婦さんが患者に治療しているところもたくさん描かれていて、それがどことなくエロチックでもあり狂気的な雰囲気もあり、そのようないろいろな物が脈絡なく、しかし完全にぴたっと配置されているところに痺れた。

この絵に似ているニュアンスのものを
プロやアマチュアの作品でいくつも見たことがあるような気がするが、
絶対的に何かが違う。
ダークな部分をダークな部分として意識しないで、
明るいものと同じように扱ってるところが
このタイのアーティストはすごいのだと思う。
それが見てびっくりしてしまうのかも。


ここに出品しているアーティストの方々は、
大抵、1日に7、8時間くらい夢中になって作品づくりをするのだそうだ。
ある人は、生まれてから今までの間で、
絵を描かなかったのは、熱を出して寝込んだ2日間だけだそう。
それ以外は毎日描いているんだって!




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写真 5.JPG

それから、メインの『19th DOMANI展・明日展』を見た。
入った瞬間、あら?!と思った。

さっきのアート・ブリュット展の作品のほとんどは、
これを作らなくちゃいけない!というような
作家の強い意志とパッションを感じた。

でもDOMANIの大抵の作家の作品からは、個人的には、
あまりそれが感じられなかった。

話はそれるが、
うちの母がBFが絵を描いていることをとても応援していて、
いろんなところで勝手に宣伝したりして彼に嫌がられたりしていたのだけど(笑)、
そんなにも応援しながらも、辛口の批評を言うこともあって、
それがとても的をついているなと思ったことがあった。

「Tくん(my BF)の絵は、とってもいいけど、ちょっと素人みたいなところがあるね。それがもっとなくなったら、もっといいと思うわ」

絵にこなれ感を感じない、それが見ていて違和感を感じる
ということだと思った。
私も常々それを感じていたけれど、
言葉にして考えたことがなかったから、
母の言った言葉を聞いた時、
「そうそう!それを私も感じていた!」と言ったのだった。


話は戻って、DOMANI展の作家の作品には、
わたしは、このBFの素人ぽさと似ているものを感じた。

でも、アート・ブリュット展の作家の作品には、
そのようなぎこちなさは感じなかった。

これって、圧倒的に制作している量が
ちがうということじゃないかと思う。

DOMANI展のアーティストたちは、もしかしたら
1年中、毎日、1日に7時間も制作していないのではないだろうか。

それか、していたとしても、
そんなにアートに夢中ではないのでは…
などと感じてしまう(あくまで個人的感想です)。

(程度は違えども、私の彼だって、イラストの方は、やる気がそんなになかったから多量な時間を使って描いていなかったのだと思う。(そっちより4コマ漫画のほうが好きだった)。)



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だけど、全部の作品をそう感じたわけではなくて、
プロの熟練の技を感じさせてくれる素晴らしい作品もあった🌟

『happy prince』の物語を、
文字だけでアニメーションにした折笠良さんという作家の作品は、
目から鱗がおちるような気がした。

文字だけのアニメーションで絵以上に表現できるなんて!
そして、文字だけだからこそ、
こちらに想像力を喚起させるところもあって、
その両方がすてきだなと感じた。
「幸せの王子」の話はすっかり忘れてしまっていて、
どきどきしながら見た。


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お腹がペコペコになった我々は、
帰りにVegan to goに行った🌟
そして噂のモンスターバーガーを食べた。

写真 3-1.JPG
私は、タルタルフィッシュ(vege)バーガー、

写真 4-1.JPG
彼は、照り焼きバーガー。


彼は、私のタルタルバーガーを羨ましそうに見ていた。
おいしそうに見えただろうけれど、本当に美味しかった!

もう一個食べたい。

後から来た外国人のお客さんは、
「これと、これも、両方食べたい」
と言っていた。

お客さん「どれくらいの大きさ?」
店員さん「けっこう大きいですよ」

私は、2つ頼んだらいいよ!と心の中で思った。

今度いったら、まず、タルタルバーガーを頼もう。
そして、作ってもらって、食べ始めた頃に、
vege唐揚げ丼も頼もう。
そうしていい具合に順番に食べようと思う。
(卑しい妄想)

夜22:00までやっているというところも最高だと思う。


posted by R (あーる) at 04:12| Comment(0) | 街をぶらぶら | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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