2016年02月19日

『365日のシンプルライフ 』

365日のシンプルライフ [DVD]
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365日のシンプルライフ [DVD]という映画を見た。

欲しいものはなんでも持っているのに
幸せじゃなかった彼は、
持ち物のすべてを倉庫に預けてしまう。
パンツから靴下、洗濯機、掃除機まで。

毎日そこから1つずつモノを持って来ても良いが
365日の1年間、新しい物は絶対に買わない、
というルールを自分に課して過ごす過程を記録した
ドキュメンタリー。

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丸裸で、真夜中に倉庫に走っていく彼が
一番最初に取ってきたものはコートだった。

家には何にもないから(でも暖房はついているみたい)
コートを寝袋みたいにして寝るんだけど、
私だったらまず毛布をもってくるな、と思った。

だけど次に倉庫にいくときのことを考えれば
コートを着ていれば怪しくみえないから良いのかもしれない。
そして週明けに仕事にいく時のことまで考えて
まずはコートを選択したのだろう。

マットレス、仕事に着ていく服、鞄、
など、社会生活に支障がない程度の
暮らしができる数個を取ってきた時点で
彼はとりあえず満足したみたいだった。

朝起きたとき、幸せだと言っていた。
こんなふうに毎朝が続けばユートピアだと言っていた。

ものがないというだけで、
そこまで幸せを感じることができるなんて…!!


それから彼は、数日、何もとりにいかないで、
取りに行くときにそのぶんもまとめてとってきていたが
そのルールはどうだろう??

それじゃあ、ひとつずつのものに対しての感情を
しっかり味わえなくなるんじゃないかと思って。

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それから、携帯電話は一応取りにいくが、
仕事以外では使わないと決めていた。
だけどパソコンを家で私用に使うならば
あんまり意味はないんじゃないかと思った。

彼が、テーブルで日記を書いて、
そして携帯を手にしたとき、
見ていて何か違和感をかんじた。
それはこの映画の趣旨にということだけど。

ハダカで1から始めるほどの過剰な実験をするならば、
デジタルコミュニケーションツールを
家では徹底的に廃止してみたらよかったのに。

私の場合は、仕事以外で携帯を使うな!と言われても
困らないと思う。
仕事では非常に困るが、仕事以外では、
唯一連絡を取りたいBFも携帯電話を持っていないし、
自分のは機種が古すぎてほとんどアプリケーションも
もう入れられなくなっているし、
携帯電話の意味があまりないからだ。

だけど、これがある、というだけで何かが違うとは思う。

彼の場合は、自分のものを捨てたわけではなく、
取りにいこうと思えばいつでも取りにいける
自分のモノがすべて保管された倉庫がある。

実験だからいいんだけど、
取りに行けばそこにすべてがある、というのと
すべて完全に捨ててしまってどこにも私物はない、
というのとは雲泥の差があると思う。

最後にその倉庫に起きっぱなしにしていたものをどう処分したのか
知りたいと思った。

彼がいうのは、
人は大体100個くらいモノがあれば普通に生きていける
そうだ。
そこにもう100個+すればもっと楽しめる
らしい。

札幌から引越してくるときにおもったけど、
段ボール10箱にだってたいしてものは入らない。
1つの段ボールのなかにだって
10個以上は絶対ものが入っているわけだから、
1人につき段ボール15くらいで引越をすれば
健全な感じになるんじゃないだろうか。


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フィンランド人、というせいなのか、
さっきの勝手なルールの件も含め、
マイペースな感じで撮られた映画
という感じだった。

でも、インパクトはあった。
それだけがこの映画に私が求めていたものだった十分だった。

それは、モノがないと人はとっても幸せそうで希望に満ちている、
ということ!

それって、どういうことなんだろう?

いま何も持ってないから、これから増やすことが楽しみっていう気分なんだろうか?
それとも、自分の責任のあるモノがないというシンプルな状況が
素直に楽しいんだろうか?
両方だろうか?




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できれば私も、何もかもを捨ててしまいたい。

捨てることをしたいわけじゃなくて、
所有することをやめてしまいたい。

だけど、まだ読んでもいない母の日記を捨ててもいいのか?
とか、
家族の写真を捨てたら
いつか自分がひとりぼっちで寂しくなったときに
自分が誰から生まれて
誰から愛されたか
信じられなくなって悲しくなったらどうしよう??
とか思うと捨てられない。

たとえそれらを切り離して倉庫にいれて
10年経ったとしても、
一見シンプル風に暮らすことができたとしても、
自分のエネルギーはやはり倉庫の中身と
どこかで繋がっているだろうと思う。

そう考えると、この実験は、
本当に仮のカタチのシンプルライフの追求
というものをしてみたんだなと思う。

ただ、1年の後、取りにいかなかった残りのすべてを
捨ててしまったというのであれば
それはまた別の話。

捨ててしまっていたらいいのに。

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ちなみに、
フィンランド人にとって冷蔵庫は必須みたい。
彼のおばあちゃんも、お母さんも、
冷蔵庫は大切だと言っていた。

彼は窓と窓との間に食べ物をおいて冷やしていたから
それほど冷蔵庫が必須のようにはみえなかったけど、
それでも冷蔵庫は取りに行っていた。




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上記の映画を見た時期、この本を読んだ。
かっこ良くて真実で、最高に痺れた!!
     

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posted by R (あーる) at 23:30| Comment(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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