2015年06月14日

母が死んだときのこと、の詩

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去年、母はよく食卓テーブルに肘をついて、
私をじっと見ながら、
「なんでこんな子に育っちゃったんだろうか?」
と本当に心の底から不思議でたまらない、
というか、
全くもって理解できない、
というふうにつぶやいていた。

母は母なりのやり方で
おそらく私を愛してくれて、
私は私のやり方で母を愛していて、
それをお互いどこかでわかってはいたと思うけれど、
母が生きている間は、
2人の間はゴツゴツした感じだった。

母の死後、
タロットで母が私に何を言っているか聞いてみると
「この子じゃなければよかったのに」
と出てとても悲しかった。
でも、数週間経つうちに、
それは少しずつ変わっていって、
「(私のことを)理解した。」
と出るようになった。
ホッとしたし、うれしかった。


::::::::::::


私はずっと母の期待はずれなことばかりしてきた。
母の期待に添うことをすると
私が母を愛することができなくなってしまうと
思ったから。

母は、きっとそのことを理解できなかっただろうし、
寂しかったと思う。

でも、去年の春に母が病気になって、
ほんの数ヶ月だったけど
札幌で一緒に住むことができてよかった。

東京の生活をいきなり捨てて、
札幌に来てよかったと思っている。

写真 1.JPG
(母が買ったポストカード。三岸好太郎のちょうちょ)


そのときもお互いに理解し合うことは
できなかったけれど、
BFと3人で一緒に外でおやつを食べたり、
三岸好太郎のちょうちょの絵を
見にいってチェロを聴いたり、
BFと3人で毎日散歩をしたり、
そういうことができてよかった。

よく東京で道を歩いているときに、
母とそういうことができたらいいのに、
と考えて悲しくなっていたことが
何度もあったから。

母には寂しい思いをさせたと思うけれど、
そして、私が年をとって母の年になる頃には
もっと母のことを理解することができて
いろいろなことを後悔するのかもしれないけれど、
今の時点では、後悔のないように
母に接したと思う。

(私の仕事中、BFと母はよく2人で
おそばを食べに行ったり、
モンクールさんにパンを買いにいったり
デパートに買い物に行ったりしていて、
それも楽しそうだった。
BFのほうが母と散歩していた時間は
わたしよりも長いかもしれない)


::::::::::::

母は、病気で大きな手術をしたが、
大成功し回復も早くて、
札幌ではない、自宅に一人で戻っていて
お友達に電話をしている最中に
母は手術した部分とは別の
動脈瘤が破裂して即死した。

そのとき、ひとりでどんなに怖かっただろうと思い、
とても恐がりやさんだった母のことを考えると
心がくるしかった。


写真 2-3.JPG
(母が買ったポストカード。三岸好太郎のちょうちょ)

母の気持ちはわかるわけないけど、
三七日の前日、寝る前に、勝手な解釈で詩をかいた。

そして、三七日の朝、
その詩を仏壇の前でBFが読み上げていたら、
突然曇っていた空が晴天になり、
部屋に太陽の光がたくさん入ってきて、
母が聞いている合図をしているのかなと思った。
そのサインがあまりにも強烈で驚いたBFが泣いてた。

その詩を、詩のblogにひさしぶりにUPしました。
「母が死んだとき」http://beforesleep.jugem.jp/?eid=81

この中に出てくるスカーフというのは、今までみたこともないくらいおしゃれで個性的な手織り作家制作のもの。たまたま近所で展覧会をやっていたことを知り、最終日に買いにいき、プレゼントしあいました。母のはお棺の中に入れてあげたので、この世にはもうない。
ラベル:母娘
posted by R (あーる) at 06:37| Comment(4) | 今日の詩 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
お久しぶりです★・・・と言っても、
覚えていらっしゃるか??ですが。(笑

>私は私のやり方で母を愛していて、

だからこの先もきっと後悔はないように思いますよ。
だって確かに愛してたのだから。

私は父(まだ健在ですが)と、ごつごつした関係です。
なので読みながらいろいろ思うところがありました。


>部屋に太陽の光がたくさん入ってきて

これが全てのような気がします。
言葉で上手く表現出来ないんだけど、
これがお母様の嘘偽りのないRさんへの思いで、
ごつごつはもう存在していなくて・・。

上手く表現出来ないクセに、
ど〜ゆ〜わけかコメントを入れずにいられなくて・・。

読んで下さってありがとうございます。

Posted by chikoo★ at 2015年06月19日 20:41
chikoo★ さん、なぜかchikoo★さんのコメント、承認が必要なところに入っていまして、今まで気づいていなくてごめんなさい! 

真心のこもったメッセージ、とてもうれしかったです。
どうもありがとうございました!

親と子供って、ゴツゴツした関係でも
いいような気がします。
だからこそ何かを学ぶことができるのかも。
(まだ消化できてないところも多いですが)
そして、血がつながっているからこその深い愛も。


その後、母が鼻歌まじりで上機嫌に
うちの廊下を歩いている夢を見ました。
お母さん、死んだんじゃなかったの?!って聞きたかったけど、
聞いたらいなくなると思ったから、
何もいわないで、思い切り抱きしめました。
たぶん、本当に夢に来てくれたと思います😊

Posted by R at 2015年09月05日 06:19
東京に戻られたのですね。

お母様と過ごされた時間は、Rさんとお母様にとってどうしても必要で
大切な時間だったんでしょうね。

苦しみも優しさももどかしさも悲しさも、そして強烈な愛も詰まった結晶・・・

北海道は遠かったので、なかなかお願いしにくかったですが、またお願いしたいと思います。
その時はどうぞよろしくお願いいたします(^。^)

Posted by ミウラナオコ at 2015年10月26日 14:39
ミウラナオコさん、いただいたコメントが未承認欄に入っていまして、いままで全く気づいていませんでした、、!

お忙しい中、温かいお言葉をどうもありがとうございます。
最後に、一緒にいる時間があったことが本当によかったと、何度も思います。

よくわからないけれど、こうなってよかったんだろうな〜という、必然な感じといいますが、何か不思議な感覚なんですよね。しかも、全然悲しくないんです。さみしくも。


こちらこそ、これからもどうぞよろしくお願いいたします!(*^o^*)


Posted by R at 2016年01月17日 21:27
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